2020年9月19日土曜日

台風後の白いシコロサンゴ【串本ダイブ】9月その1

感染症対策で連休を先取りしたものの、実際連休になると潜りに行く投稿が増えて羨ましくて仕方ありましえん;▽;
さて、最近は古座方面に集中して潜っておりましたが、いつものビーチにも毎回泳ぎに来ていました。

(これはクロホシフエダイの若魚ですかね?ニセクロホシにしては・・・っていう部分があり。)


8月に泳いだ時は「あ・・・高水温がかなり続いたんだな」と素人目にもわかるくらいサンゴの白化がみられたものの、いつも見ている大きなシコロサンゴはそんなに白化しておらず一安心。
↓これ8月の写真。
(↑先端白っぽいしちょっと薄いけどね、通常だったと思います・・)


海の季節は遅れるとは言え浅瀬だから陸に近かろう、暑い8月を乗り越えたんだ、まぁ9月は大丈夫やろ!と今回も気軽に見に行きました。

ところが!
水面から見るいつものシコロサンゴはかなり白い! 白く見える💧💧
ちょっとわかりづらいと思いますが、前回見た時よりだいぶ白いと感じました。ただ、水面から見ると光の影響もあるかも。
近づいてみると、
こんな感じで。
ああ、先端じゃない部分は通常の色や〜と、水面から見たらもっと真っ白に見えたのでほっとしつつ・・・。確実に先端の白い部分が広がっているって感じでした。
↓8月と見比べるとわかりやすいかな?

潜ると白化していない部分も感じますが、上から見ると白く感じたってことはやはり白が強くなっているんちゃうかなぁ〜。
近くに転々とある小さなシコロサンゴたちはさらに酷く白化しておりました。

今回、九州方面を直撃した、かなり強い台風後だったので、水中がかき混ぜられて水温が下がったはずじゃあ? それとも台風自体は遠いから水温に影響しないの? と混乱・・・。ひどく動揺しました。
そりゃ下がったとしてもすぐ影響あるわけじゃないしね〜。

このシコロサンゴは以前も高水温で白化して、もうダメだと思うくらい海藻生えていたのに今の様に復活した経緯があります。
私が気づかないだけで、そういう復活劇は毎年行われているのかもしれませんね。
しかし、海藻が特に強く生えていた場所はこの写真でもわかる様に黒ずんで、完全に死んでいるように見えます。
(真ん中よりちょっと上の黒ずみは光の加減ではなく、ポリプが出ない部分です。)
↓この写真で言う右側の中央もそうですね。

毎年こうなっているかはさておき、はるか昔から考えたら何回も何回も繰り返してきたのでしょうが、私が最初に見たのは2014年頃、真剣に観察し始めたのは2017年頃だったかと思います。
圧倒的な観察不足で、いちいち騒ぎ立てるのもあれなんですが、しばらくハラハラして見守ることになりそうです。

さて、心配ごとばかり書いてます。確かに白化は進んでおり、特に浅瀬は軒並み白いです・・・が、

ビーチの、少し裏手にいくと・・・・生き生きとしたサンゴもたくさんあります。
むしろ暑い海に適応していくには必要な過程なんだと思い、せめてゴミ拾いでもして見守りたいです。
★宣伝★ 潜って描いて、海ものグッズ販売しております。 ΣΣ( [´◉`]J oO