2018年8月9日木曜日

ミッドナイトメテオ、水俣ダイブ その2

ビーチメインのお店の強みを最近ひしひし感じます。
お店:水俣ダイビングサービスSEAHORSEさん

念願のヒメタツハッチアウトを見れたわけですが、ミッドナイト生態ダイブにおいて用意しておきたいものと、個人的に次回押さえておきたいポイントを書こうと思います。

絶対用意した方が良いもの
光量調節のできるライト(暗めが良い)
ミッドナイトでは、明るすぎると生き物によっては生態行動を鈍らせる上、プランクトンを呼んで透明度を下げるどころか、勢いよく小魚が突っ込んできてタツとその子供の命を脅かす可能性が〜!

今回は暗いライトの利点を知ったダイブでした。

絶対押さえておきたいポイント
ビデオか写真かどっちかにしぼり最初から最後まで撮り続けること
求愛ラストはペアがハートの形を作ってお腹同士をくっつけ、母タツから父タツに卵が受け渡されます。
ハート時間はある程度あり、すごい早い動きでもないので一応ビデオとカメラ切り替えるくらいはできますが、そこが落とし穴で〜笑

ハートだけではなくその前後も押さえることで母と父のお腹のわずかな変化が楽しめるはず!持ち替えてる場合ではないのだー!!

私は途中で持ち替えてしまい...orz


写真ではハート撮れず〜笑


この求愛・受け渡しが終わった後の解散っぷりがなかなか切ない。笑

ガイドさんも生態行動詳しく説明して下さるんですが、見たことないとなかなか隅々まで頭に入ってこずですね〜。

-—

さてライトについてですが、最近の良いライトすごい光力ですね〜。

私も最近まで明るいライトええなぁと物色していたところでした。
私の持っているライトはFIXのブルーライトで、黄色フィルターで無理くり白色光にしているので正直光量マックスでも暗め。
(しかもブルーとして使ったのはいつだったであろうか..笑)

明るいライトでも光量調整したらええやんと思ってましたが、今回見てると一番下の10%にしてるのでもめっちゃ明るい〜!

ミッドナイトに狙って生態観察する理由を考えたら当たり前でしたが(−_−;)
ヒメタツは暗い時にハッチしようとするから光を感じると警戒してハッチしにくくなるのだそうです。
ただ、例のごとくヒメタツも始まれば光なんて無関係。ノンストップです。
(多くの海中の生き物は産む瞬間、自分を守ることより産むことに集中するようです)

それならその時が来るまでライト消して待てばいいやん!と思っていたのですが、実際に見ていると通常なら光に反応しないステージになっても、強い光には反応し警戒しているのがよくわかりました。

結局止まることはないのですが、本来開けたところで産むタツが、引っ込んでハッチしてしまいました。

そうなると見辛くなる上に、本来の開けたところで産むと言う行為を阻止することになってしまいます。

そして個人的に落とし穴だったのが、強い光にはものすごい勢いで魚やプランクトンが寄って来くるということ。
魚によっては猛スピードでアタックしてくるし、当然ライトはタツに向いているので産んでる最中のタツに当たる可能性大となってしまうのです。

横でガイドさんが対応してくれてそういった事態は防げましたが、人ごとではなく、知らなければ私もしていたことなのでゾ〜です。


(ハッチ1日前のパンパンのお腹のパパタツ)

私も生態観察初心者やし、そもそも潜る時点で影響0ではないので人のこと言える立場ではないんですが、ただやはり本来の生態行動を邪魔することだけはあってはならないという気持ちで情報共有したいなと思います。

まぁ、そう言ったマナーを抜きにしても、プランクトン増えて透明度落ちるし生態行動止まるし、写真撮る上でも不利やと思います〜。。

私は結局終始1〜15%くらいでしたがそれでも眩しい時ある〜。

もちろん!
明るいライトが悪いわけではなく、ライトトラップやライトオンリーの撮影には強いの重宝すると思うし、昼間やワイドはまた別の話やし、

逆に暗めのライトやからって何の影響もないと威張ることはできないですしね〜。