2018年7月10日火曜日

孤高の海域、小笠原ダイブ その3

小笠原といえば小笠原近辺・日本固有種の ユウゼン。これだけは外せない!絶対見て来てやる!と意気込んでました。

お店:小笠原ダイビングセンターさん
2018.6.中旬

この目標はいかにハードルが低いか、潜って実感しました。もはや小笠原に行くまでのハードルの方が高い。
ただしユウゼン玉とか狙うならば時期見定めないとです。

今回は主にペアでしたが、想像以上に愛嬌あるというか敏感でないというか!じっくり見れました。
しかしチョウチョウウオ系のペアを待って〜ってすると、だいたい左右に分かれて逃げて行きますね〜。

ユウゼン以外にも、ん?と思う魚たちがたくさん。特に気になったのは通りがかったサンゴにチロチロと見える赤いゴンベ。ベニゴンベ。

ゴンベってのはすぐわかったけど、今まで見てきたゴンベはどれもとぼけたイメージ。

このゴンベは男前!!!っていうのが第一印象でした。

他にもゴンベで、なんか見たことありそうでないなと思ったら、

スミツキゴンベと言うそうです。
ベニゴンベもスミツキゴンベも珊瑚海域にいて小笠原固有ではないようですが、他の地域ではレア生物のようでした。
ちなみに小笠原では紹介されることのない普通種のようです。笑

こちらも結構いたハナエニシキウミウシ。

最初見たときは、弱ったニシキウミウシ?!と思うくらい、二次鰓が白髪に見えました。
ニシキウミウシは串本でも超普通種ですが、こちらは小笠原固有種。

でも何度かハナエニシキウミウシとニシキウミウシのカラーバリエーションって扱いを行き来しているようですよ。笑
最終的にハナエだそうな。

こちらは小笠原と伊豆やその周辺にもいるようですが、それでもあまり範囲は広くないような。

コンガスリウミウシ。とっても綺麗な青!

他にもハワイとかにいるそうですが、日本では小笠原くらい?いたら絶対パチリしたいウミウシ、エラフリイロウミウシ( ´ ▽ ` )

シックなところにいたが、本人がとても綺麗。

まだまだあって、こちら一見串本にもいる普通のクマノミですが、小笠原のは尾の色がちょっと違うのです。

って警戒されすぎててわからねええええわ
雰囲気も、なんかグレイッシュというか。
幼魚も普通のクマノミと腹ビレに違いがあります。
沖縄型とかがあるのは知っていたけれど、小笠原固有なカラーバリエは知らなかった〜!

別種になるかもとのこと。

最後にちょっとマニアック感あるかもだけど

アラメサンゴガニ。
ちらっと見えたとき、いつも見るサンゴガニ類と違うような気がして調べたら、日本では小笠原にたくさんいるようです。
沖縄の方もいるにはいるが珍しいみたいですよ〜。

とにかく、小笠原オンリー、小笠原で見やすい、そんな生物がたんまりでした。
まるで海外のような、孤高の海域。

そんな中、

ナガサキスズメダイを始め、アカハタとか本州でもよーくみる魚を見ると、、

おまえたち...こんなところにまで...
と深い感動を覚えるのでありました。

写真にはあまり撮らんけど。