2019年12月14日土曜日

紅白、めでたい寄生イソギンチャク【尾鷲ダイブ】その3

とっても気になるパラサイトイソギンチャク。
尾鷲では水深23m付近で見れますが、こちらも底揺れゆーれで、折れるんじゃないかな・・・くらいバッタンバッタンでした。

お世話になったお店:松阪の潜水屋さん、シードリームさん


ちょう紅白でおめでたいのでぜひ正月用に撮りに行ってね〜って言いつつ、こちら、ヤギに寄生するイソギンチャクらしく・・・一切正月的ではない生き物なのであります。
白い方がイソギンチャクと思うんですが、すごい締め付けですよね・・・。締め付けられた後にヤギが盛り上がったのかな? それともイソギンチャクがしめすぎて盛り上がっている様に見えるのか?

ヤギに寄生するイソギンチャクというと、同ポイントの・・というか尾鷲ではほぼ同じ場所にある笑ナシジイソギンチャクが有名ですね。

他にもウスアカとか。
ヤギ自体、餌が自動的に流れてくる様な潮あたりの良いところに生えるため、それを利用するための寄生のようです。

ただ、この白いイソギンチャクはどうでしょう。
解説が見つからず、詳しくわかりませんので適当に考察してみます。笑


この真っ白さ・・・・なかなかイソギンチャクとしては怖くないですか〜。
多くのイソギンチャクは口からの栄養補給と共に、体内に飼っている褐虫藻からも栄養をもらっていて、その褐虫藻で体色が決まると認識しています。
水温変化で褐虫藻が体内から出て「イソギンチャクの白化現象」もありますよね。
で、これはまるで褐虫藻のいないイソギンチャクの様な色。
つまりその分栄養摂取しなくてはならないはず。ナシジより白く見えましたが、同じ様に流れてくる餌を待っていられるんでしょうか・・・。

このヤギへの締め付けと言い・・・・まるで・・・まるで・・・・ヤギから栄養分を取っている様に見えるのは私だけ?笑
締め付けている部分だけ共肉がないように感じる・・・。しかしイソギンチャクが巻かれていない部分の骨軸の露出は見て取れませんでした。

ヤギからポリプはあまり出ていないように感じ、どうやろどうやろ・・・なんて写真を見ていると・・・あ、

一応ポリプ出ているところもあるわね・・・!

そもそも口から摂取するならヤギ食べるのは困難か笑。

というか本当にイソギンチャクなのかなぁなんて、触手を数えると6の倍数に数えれたのでやっぱりそういう系なんだろなー。
どの道とってもミステリアスです。


さて、そんなパラサイトイソギンチャクですが、こちら、以前はついていなかったエビが、コンスタントに居ついてきているようですよ。ちょっとちっさいけど。透明だけど。色々ゆるしてだけど。


最初はアカスジのおチビかと思っていたけど、あまりにも模様がない。おチビだから?と思っていたけど、1体、抱卵個体を発見。

どうなんでしょ。抱卵するってことは大人の女だと思うので成体と同じ模様でも良い様な気がするなぁ〜。ほんならなんやろう〜。
潜るたびに謎が増す楽しい日々です。


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