ABECAPとは言わずと知れたダイビング写真の大会。（写真家の阿部秀樹さん企画）
マッチョなカメラを持った方々が集うし、チーム戦・ガイド力も必要なことから敷居が高すぎて、oO（私が参加することはないな）と思っていたのですが・・・笑
（ネンブツダイで絶対押さえたかった黄色部分と、目の上の黒縞のしっかりさが出ず。色味が足りなくてボツった。）
お世話になっている尾鷲のシードリーム・伊藤さんとの縁で参加することができました。
（ヨスジフエダイ系の南っぽさと銀魚の本州っぽさを出したいと思って2種撮ろうとして、見事に反射魚の洗礼を受ける。ちゅか全体的にまぶしい。しかもこの後はセットで撮れず笑）
私の水中写真への姿勢は、何かを伝えたいとか表現したいと言うより、生物とその環境を観察したいというものなので、考えて撮る脳力余力はなく・・・、
一応マニュアル設定だけど、とりあえず撮って明るすぎたら絞りやシャッタースピード、ストロボを調整するという感じです。
その調整の仕方に一貫性はなく、無駄に時間がかかるものの何とかやってこれたので気にもとめていませんでした。
しかし・・・この大会はゲーム要素が強く、1つの被写体に使える時間は5分〜3分。（チームの戦法によって違うと思いますが）
他にも様々な制約があり、参加者すごくて敷居高く、さらにチーム戦と言うこともあり、アホなことはしちゃいけない・・・と
初めてカメラを理解しようと向き合うことになりました。
（スナダコは得意サイズのチャンス被写体だったけど、なぜか飛ぶ・・・。ISO下げた後だったので他の設定だと思って全設定いじったけど飛ぶ・・・。で、仕方なく遠くから撮ったもの。クジでひいてしまい一番飛ばなかったものを出した。でも今見たらこの写真の方がまだ奥行きあるかな・・。次の被写体移動時に、下げたつもりのISOが下がっていなかったと気づき・・・向き合いきれてない〜；； ）
この、マイカメラと向き合わずにいられない状況は、私のようなビギナーこそ参加して得れるものが大きいんではと感じました。
（ただし敷居の高さはこのままで）
私が一番面白く感じたのはお題の意図を考えること。
生物に詳しい阿部さんの大会ならではだと思うのですが、生物の特徴を把握することも大事な大会だったため、
生物の特徴を調べるのが大好きな私にとって、めっちゃ楽しかったです。
（ナガウニという題材に対し特徴を考える。楕円であること、ツマジロなどは棘の先端と根元が白いことからこれらの特徴を撮ったらよいかしら？もしくはいる環境、数？何を特徴としようか考えてみる。まーしっくりせず出さなかった写真笑）
（マアジは一番間違えそうで心配だったため、ギリギリまで特徴を調べていました。この大会で調べて初めてマアジの側線の面白さに気づきました。絶対にこの側線と美味しそうな艶wを撮りたいと思ったのですが、とても似ている魚種が混ざっていて戸惑う・・・。それも側線のカーブの急さが違う程度で、そもそもどちらがマアジになるのか踏ん切りつかず出しませんでした。）
（こっちの方が側線の段差がゆるくマアジっぽくないように見えた）
さて、
わざわざ制約を設けて、好みは置いて指定された被写体撮って、点数つけられて・・なかなかマゾなダイビングですね。笑
ただ、点数をつけられることで人との勝ち負けを意識するより、来年の自分が勝ってくれたら・・・（来年も出たい）と感じたのが意外な感覚でした。
（穴の山っぽさも、体の丸っぽさも撮りたくて悩んだアワビ。青被りすぎて却下笑）
でも来年の自分が勝ってくれなかった場合、結構引きずるらしーです。
自分に置き換えて考えたら・・・確かに引きずるな笑
（前日田辺で練習し、顔アップにしようと決めていたカエルアンコウ。そうしようと変に縛りすぎて、顔ドアップ・陰影なし・エスカ振っていないというカオスな写真を提出してしまう。こちらは顔ドアップじゃないからやめたけど、オーソドックスでこっちの方がましやったかも）
まぁ大会は緊張しまくったけど、アフターもめちゃめちゃ楽しいイベントでしたね〜。
来年こそは、もっとカメラと向き合って挑みたいです。
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